【2017】私的漫画ベスト10
2017年も残すところあと2日。
今年は職場が変わったり(戻った)、婚姻したり(した)、引っ越ししたり(よかった)などと何かと慌ただしい1年だったのかなぁという印象であります。
そして月日が経つのが随分早くなった。こわやこわや。
はい。
で、タイトルについてですが今年は個人的に漫画が豊作だったのでブログを書こうと思い立った次第です。
ルールは以下のとおりです。
- 2017年に発売された漫画(第一巻に限らず)
- ベスト10だけど順位はつけない(項番≠順位)
- 重要なネタバレは書かないように気をつける
- 面白いから読んでみてーというスタンス
ではさっそく。
1. 宝石の国(8) (アフタヌーンコミックス)
アニメが話題となった宝石の国ですがこの漫画は間違いなく傑作(アニメも傑作)。
8巻は超重要巻(いろいろわかる)。
ラピス・ラズリの頭をくっつけてからのフォスの思考展開が漫画的な面白さをグッと増している。
ただどんどん強くなっていくフォスは序盤の何もできなかった頃の面影はほぼなく少しさびしい。
あとシンシャとの関係は何回読んでも胸が痛くなる。
この漫画は宝石のみんながいい子なのがすごくいいです。
2. A子さんの恋人(4) (ハルタコミックス)
大事な4巻。
A子さんの恋人は些細な日常にキャラクターが各々生きているのを強く感じる。
A太郎の話を聞くU子。I子の話を聞くK子。I子とA子。I子とA太郎。そしてA子とA太郎。
それぞれのキャラクターとキャラクターの関係をここまで丁寧に描いた漫画は思い浮かばない。
この漫画も登場人物がみんないい奴で嬉しくなる。
キャラクターが生きているのを感じることができればその漫画は絶対的に面白いのだと個人的に思います。
3. 映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)
今月に入ってから1,2巻を読んだけど衝撃だった。
創作のロマンが詰まった作品。
グッとくるセリフ,コマが大量にある。
以下アニメーションのこだわりについて語る水崎氏のセリフ(ここ1番好き)。
チェーンソーの振動が観たくて、死にかかってる人がいるかもしれない。
私はチェーンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そのこだわりで私は生き延びる。
大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなくちゃいけないんだ。
動きの一つ一つに感動する人に、私はここにいるって、言わなくちゃいけないんだ。
絵もすごくいい。
現実から妄想に突入するシーンは圧巻。
作者は自分と同い年(おそらく)。同世代でこんな面白いものを作っている人がいる事がとても嬉しいです。
4. 血の轍(1) (ビッグコミックス)
この作者の「惡の華」だけは読んだことあったけど、何と言っても絵がすごい。
のちのち読んでわかったけど、ハピネスの5巻あたりで絵に変革があったような気がする。
セリフのないコマで人物の表情だけで不穏を予感させる。
あとなんと言ってもお母さんが可愛い(大事)。
5. 波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンコミックス)
ラジオにスポットをあてたお話。
それぞれのキャラが濃い。
4巻がというよりもこの漫画通しで好きです。
この漫画きっかけでラジオを聞くようになった。
沙村広明は「おひっこし」「ブラッドハーレーの馬車」も大好き。
6. 冒険エレキテ島(2) (アフタヌーンコミックス)
ついにでた!エレキテ島の2巻!6年待った!
お話というよりも絵といった印象。
海、空、島、建物、飛行機、猫...etc。
目が気持ちいい。そんな漫画。
7. 終わった漫画家(1) (ヤングマガジンコミックス)
タイトルと表紙が面白い。
福満しげゆきは「僕の小規模な失敗」と「生活」が大好きなのですが、今回は終わった漫画家。
はじまりから終わっているのでどんよりしている。かと思いきや割とポジティブ(に見える)なのがいいですね。
アシスタントの女子二人の闘いが面白い。
そしてA子さんがすんごい可愛い。
8. 惑星クローゼット(1) (バーズコミックス)
この作者の第七女子会彷徨が大好きなんですが、こちらも面白かった。
けっこう何度も危機に遭遇するのだけどわりとのんびりしているところがいい。
この人の少し伝わりづらいギャグが個人的にツボです。
ちぇけら。
9. 漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ (トーチコミックス)
漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ (トーチコミックス)
- 作者: 窓ハルカ
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: Kindle版
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熱量がすごい。
キャラクターに愛があるところが好き。
漫画を読んで声を出して笑えるとゆーのはあんまないよなぁなど。
ふんわりジャンプで連載しているコラム漫画
もおすすめです。
10. ゲレクシス(2)<完> (イブニングKC)
最初読んだ時終わったことに気づかなかった。
2巻で終わっちゃったけどシリアスとギャグが入り乱れておりとても面白かった。
この漫画きっかけで他の古谷実作品もだいぶ読みました。
+α. インフィニティ・ガントレット (ShoPro Books)
- 作者: ジム・スターリン,ジョージ・ペレス,ロン・リム,堺三保
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらは1991年発売のアメコミですが、今年邦訳版が出たので。
2018年公開予定映画アベンジャーズ「インフィニティ・ウォー」の原案となるであろうと言われている本作。
いっぱい出てくるヒーローたちのデザインがめちゃくちゃカッコいい。
来年はアメコミをたくさん読みたい。
+α. Needle Paw / Nai Palm
Hiatus KaiyoteのボーカルNai Palmの初ソロアルバム。
もはや漫画ではないんですが今年の衝撃作です。
今年1番聴いたアルバム。
おわり
とこんな感じで久しぶりにブログ書いてみましたがやはり今年は面白い漫画が多かった印象です。
あと書いてて思ったのが、2017年前半に読んだものの感想が新鮮じゃないということで、読んだ直後に書かないとフェアじゃあないすね。
来年はまめに記録をつけていこうかしら、と思う次第です。
あとはてなブログ使い易い。
Amazonの商品リンクを簡単に載せられるのがいい。
最近noteがきているみたいなのでそっちに書こうと思ったのがそもそものきっかけだったのですが、noteにはAmazon商品リンクが綺麗に載せられなかったのではてブにした感じです。うん。
では来年もよいお年を!